×

それはモテる人がしていることと同じことではないでしょうか?『なぜ、あの会社が選ばれるのか?』

『なぜ、あの会社が選ばれるのか?』宇都雅史 ビジネス社

お客様に選ばれ続ける会社とは

こんにちは。Bizfront By MENZ-STYLE店長ふくさんです。

いくつになっても出会いっていいもんですね。

さて。

今回は、
『なぜ、あの会社が選ばれるのか?』宇都雅史 ビジネス社
を読んで。

まずこの本の副題に注目です。

成功し続ける会社がやっているたった3つの仕組み」

言い換えるとこういうことです。

モテ続ける人がやっているたった3つの仕組み」

いったい、どのようなことをしているの?

どのようなことをしているんだああああああああああああああ!!!!

気になる!!!気に、なりますよね?

モテる人になるための本書の構成

さて、本書のテーマは3つで構成されています。

1.EC市場における、「選ばれ続ける企業」の本質と要素
2.消費行動を意識した、具体的な表現構築方法とプロセス
3.選ばれ続ける、具体的なECサイト構築・運営方法

特に1.に関してはECに限らず広範囲に当てはまることだと思いますので、ここを重点的に考えていきたいと思います。

著者の宇都さんは、インターネット・ビジネス・フロンティア株式会社
http://www.ibf.co.jp/
という会社の代表で、EC・通販に特化した事業支援をされている方です。
http://www.ibf.co.jp/company/greeting.html

ちなみに、経営理念はこんな感じでした。
http://www.ibf.co.jp/company/model.html

そんな宇都さんが数々の支援の中で行き着いた、選ばれない会社のマインド選ばれ続ける会社のマインドが、次です。

自分の会社、自分の事業、ちょっと思い浮かべながら考えてみましょう。

どどん!

選ばれない会社の5つのマインド

1.「儲かりそうだから」という理由だけで、今の事業を行っている
⇒利益率や、効率がいいからやっているような事業
2.「あれもこれも」手を出してしまう
⇒新しい手法が出るたびに手を出すが、そもそも基本ができていなかったり
3.「コントロール」できると思っている
⇒買わせるための仕掛けやテクニック
4.いつも「他責」である
⇒広告代理店など、うまくいかなかったことを他人のせいにする
5.「先入観」や「個人的価値観」が強い
⇒根拠のない先入観や個人的価値観を押し付ける

続けてばばん!!

選ばれ続ける会社の5つのマインド

1.「先義後利」
⇒顧客満足という義が優先。利益は後からついてくる
2.ゆるぎない「柱」
⇒経営理念、企業理念、何のためにわが社は存在しているのか
3.「よく考え」まずは、「やってみる」
⇒事前に慎重によく考え、それでいて行動に移す
4.「テスト」を繰り返す粘り強さ
⇒数字と向き合う。トライアンドエラーを繰り返す
5.他人が喜ぶ「オタク性」
⇒自己満足になららない、お客様が喜ぶほどの専門性

一気にきましたね、一気に。
いかがでしたでしょうか。

ではより身近に考えるために
「会社」の部分を自分(「男」もしくは「女」)、お客様や相手の部分を「異性」などにそれぞれ変えて読み替えてみましょう。
モテ続けるために。

私も、たまにこういうことをして深い想いに至ることがあります。

・・・。

・・・。

(心に40のダメージ!!)

いかがでしたでしょうか。

少し、遠い目になってませんでしょうか。

私も、胸にぐっとくる部分を押さえて今まさに書き綴っています。

くっ・・・泣くんじゃない、俺!

いったん、落ち着きましょう。

ECサイト構築で大切なこと


第2章からは具体的な成長するECサイトの構築プロセスのお話になります。

サイトを強化する場合、
あ、自分にとても関係する内容だ!この商品は必要だ!』と理解してもらうこと。
これが一番大事だと宇都さんは言っています。

さらにこれを1本の樹に例えて分解して説明しています。
一本の樹とは

土壌・根・幹・枝・葉・実

です。

土壌とは何か、枝、葉とは何か。これは、実際に読んで確かめていただければと思います。

ECサイトの具体的構築・運用から、思考、思想まで網羅的に書かれているので、実際にECサイトに携わっている人にとってはとてもいい整理、再発見になる章です。
3章、4章はさらに具体的な集客方法や運営方法について書かれています。

選ばれ続ける会社について思うこと


本の帯にもあるようにZOZOTOWN、ドクターシーラボ、O-BABY、悠香と選ばれ続ける、愛されている会社の紹介がありますが、
やはり自分としてはZOZOTOWNについての宇都さんの考察が気になりました。

ZOZOTOWNを運営している株式会社スタートトゥデイはあまりにも有名ですが、
前澤社長のロックな感じの人柄や画期的なコンテンツ、サービス、語り継がれるエピソードは、やはり会社としての存在意義、企業理念、経営理念から一貫しているなあと思うわけです。

今年はZOZOTOWN10周年ということでいろいろやっていますね。

株式会社スタートトゥデイの企業理念
「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」

経営理念
「いい人をつくる」

何年か前にスタートトゥデイの役員の方とお話ができる機会がありまして、いろいろ聞くことができたのですが、
お客様、社内、どこに向けてもやはりこの理念から考えられたことなんだなあと思うことが多くあったように思います。

お話を聞きながら感じたことは、おそらくはスタートトゥデイという会社に「惚れる」という感覚が一番近かったのではないか、とも思うんですね。

大切なことは、「物」ではなく「心」を売るという思い

と宇都さんは言っています。

そのお話から、私に「心」が伝わったのではないでしょうか。

非対面で商品の流通が行われる「EC」「通販」というビジネスは、 不思議なことにこのような社風や理念や思想というのが消費者に伝わります。

宇都さんは、うまくいっていないサイトの相談やコンサルをされるとき、
そのサイトのコンテンツの充実さとかいう問題の前に、
無機質さ」つまりサイト訪問者の心が動かない、という問題がある場合が多い
とおっしゃっています。

自分のサイトだと、一生懸命やっていても、なかなかそういった部分が認識しづらくなってしまうようです。
自分事ですので、客観視できなくなるんですね。
私もサイトを作っている身ですので、よくわかりますし、反省です。

ではここで再び、会社や商品を自分、そのほかの利害関係者を異性や大切な人と置き換えてみましょう

・・・。

(心に30のダメージ!!)

第2章以降も集中して読み返せそうです。

読み返す前に、ちょっと回復しておきましょう。

?どうぐ
  ?やくそう
    ?つかう

サイトを強化する場合、
『あ、自分にとても関係する内容だ!この商品は必要だ!』と理解してもらうこと。
これが一番大事だと宇都さんは言っています。

会社、サイトもつまりはそういうことなんだなあ、と思います。

『なぜ、あの会社が選ばれるのか?』宇都雅史 ビジネス社

Bizfront店長ふくさん:関連特集

読書感想文:関連特集

この記事に関連するカテゴリ

人気ランキング

CATEGORY